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戦後思想の修辞学 | ――谷川雁と小田実を中心に |
北野辰一 著 | ||
四六判並製/カバー装 | ||
本文288頁 | ||
2019年9月発売 | ||
定価2,750円(本体2,500円) | ||
ISBN:978-4-908028-41-0 | ||
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- 「べ平連」の小田実、「大正行動隊」の谷川雁。
戦後に屹立する二人の行動的思想家の表現をめぐって - 時代は、情報管理が人々の自由を奪い、貧困を深刻なものとし、自然災害の頻発する列島に住む人々の危機意識は薄く、原発廃棄や少子高齢化問題はいまだ手つかずのまま……。これらの危機的な状況をふまえて……イロニーとして私の脳裏には谷川雁と小田実が存在した。……共に内在性を重んじた修辞学に今なお言葉の力をみいだせる戦後思想としての谷川雁と小田実である。
- 第1章 ロマン派点描 谷川雁から小田実へ
- 第2章 谷川雁と小田実 思想の遠近
- おわりに――サルトル・ボーヴォワール参加の「ベトナム戦争と反戦の原理」での谷川雁と小田実をめぐって
- 著者紹介
- 北野辰一(きたの・しんいち)
- 1963年、高知市生まれ。明治学院大学卒。1986年、株式会社ラボ教育センター入社。演劇集団・困民楽団、藝術交響楽団◎北辰旅団主宰。現在、谷川雁研究会発起人。「小田実を読む」発起人・委員。沖縄発の季刊誌『脈』に論考を発表などしている。
- ※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
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