新刊案内

秘境アジア探訪記
秘境アジア探訪記
ゾミアの少数民族フィールドワーク
金子 遊 著
ヒマラヤ・雲南・東南アジアの山地(=ゾミア)を訪ねあるき、弥生文化の原郷をみる。
東ヒマラヤ高地の入れ墨・鼻飾り習俗、雲南ワ族の首狩り習俗、ハニ族の棚田、タイ北部アカの村の鳥居、ヴェトナム中部高原の墓放棄祭の仮面神など、列島・沖縄の民俗・習俗との類縁をたどる。
2025年1月発売
定価2,640円(本体2,400円) ISBN:978-4-911356-02-9
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野村純一 怪異伝承の世界
野村純一 怪異伝承の世界
大島廣志 編
精霊・鬼・化物・幽霊の正体を明かす
〈都市伝説〉研究の先駆けとなった「口裂け女」や「ニャンバーガー」、昔話に登場する鬼や幽霊、化け猫、さらに民俗事象とのかかわりの深い本所や新潟の「七不思議」や「六部殺し」「百物語」「ザシキワラシ」など、昔話・伝説・世間話・都市伝説の全分野で怪異伝承論を展開した民俗学者の記念碑的論考をまとめる。
2024年10月発売
定価3,630円(本体3,300円) ISBN:978-4-911356-01-2
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現代の怪異あるいは怪異の現代
現代の怪異あるいは怪異の現代
現代怪異研究小論集
及川祥平 編著
日常の変容と怪異の相関を、民俗学からアプローチする
「くねくね」や自己責任系怪談、2ちゃんねる「死ぬほど洒落にならない怖い話」など、ネットで展開された怪談・ネットロアを、スレッド資料を挙げて論じる。また『新耳袋』『山怪』「ザシキワラシ」「学校の怪談」などの書籍・雑誌・テレビなどのメディアに現れた怪異現象を、調査・取材して論じる若手研究者による論集。
2024年9月発売
定価2,640円(本体2,400円) ISBN:978-4-911356-00-5
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中国法理学発展史
中国法理学発展史
李龍 著 呂衛清・神田英敬 訳
現代中国の法理学権威の代表作の日本語版
「人を以て本と為す」という中華法治文明の考え方から始め、中華民族五千年にわたる法の原理と哲学・思想を時代ごとに論ずる。古代では『尚書』『礼記』『呂氏春秋』『史記』などの歴史文献の法理思想から、孔子、老子、荘子や曹操、諸葛孔明などの法思想をたどり、近代では中華民国の法理学思想、さらに革命時の法理学理論から現代中国の法理学研究・教育までを論ずる。現代中国の法理学権威の代表作の日本語訳。
2024年8月発売
定価9,350円(本体8,500円) ISBN:978-4-908028-99-1
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悟りと破戒と救済と
悟りと破戒と救済と
日本近代文学と仏教
綾目広治 著
「いのち」とは、「私」とは、「救い」とは何か。
大正から現代まで、仏教から深甚な影響を受けた10人の文学者の表現に分け入り、禅宗や浄土真宗などそれぞれの宗教との関わりを検証・批評する。
2024年8月発売
定価3,520円(本体3,200円) ISBN:978-4-908028-98-4
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続 クラシック音楽の感動を求めて
続 クラシック音楽の感動を求めて
私を励まし生きる力を与えてくれた音楽
常盤隆 著
闘病生活の中で得たあらたな「感動」の音楽体験。CD80枚紹介+小澤征爾論
「日本の音楽愛好家の姿」(「モーストリー・クラシック」)として前著を書評された著者の続編。本書では、末期がんに侵された著者が、その闘病生活の中で、「私を励まし、生きる力を与えてくれた音楽」としてCD80枚と小澤征爾の音楽を紹介する。
2024年7月発売
定価2,200円(本体2,000円) ISBN:978-4-908028-97-7
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なぜ文芸時評は終わるのか
なぜ文芸時評は終わるのか
文芸時評2007−2022
田中和生 著
誰が、どんな小説を書いているのか? 日本文学の現在を見とおす時評集
戦後文学の理想の実現(終焉)を大江健三郎のノーベル文学賞受賞(1994年)と村上春樹の長篇小説『ねじまき鳥クロニクル』の刊行(1994−1995年)にみた著者は、「制度としての文芸時評」の終焉を迎えるなか、15年におよぶ悪戦苦闘の文芸時評を展開した。
2024年7月発売
定価3,850円(本体3,500円) ISBN:978-4-908028-96-0
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日本軍「慰安婦」問題の研究
日本軍「慰安婦」問題の研究
中国各地と占領地における実態調査を中心に
蘇智良 著  丁世理・董春玲 訳
30年にわたる取材と調査・分析、待望の日本語版
1930年代初めに、日本海軍は中国・上海に初めて軍指定の「慰安所」を開設。また同時期に中国東北地方に建設された「満州国」では、関東軍駐屯地に「従軍慰安所」の役割を果たす「女郎屋」が配置された。以後、中国大陸・台湾、朝鮮半島、東南アジア、ニューギニア島などの日本軍による占領地各地では、累計20万人を超える「慰安婦」がいた。本書は、日本軍による「慰安婦」制度の実態を、30年にわたる中国における著者自身の取材と調査・分析で、初めて明らかにした待望の日本語版である。
2024年6月発売
定価4,950円(本体4,500円) ISBN:978-4-908028-83-0
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朗読ステップアップ
朗読ステップアップ
朗読ワークショップ2
青木裕子 著
現代小説、時代小説、古典、近代詩など朗読のプロが練習法を公開
声の出し方をはじめ、散文・詩作品による「間」の取り方、感情移入について、古典の朗読など、実際の作品を通して、プロの朗読家がどのような練習をするかを、読んで聴いて、朗読のステップアップにつなげる本。「朗読練習」QRコード付。
2024年5月発売
定価1,760円(本体1,600円) ISBN:978-4-908028-95-3
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金子仁文集
金子仁文集
木の実幼稚園が育むもの
金子仁 著
「森の幼稚園」の実践編・理論編
「心の原風景」である赤城山麓、粕川の地で、40年にわたって、自然のなかで遊びを中心に教育・保育を実践した言葉の数々を集録。
2024年3月発売
定価2,000円(本体1,818円) ISBN:978-4-908028-94-6
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読むこと 観ること
読むこと 観ること
窪島誠一郎 著
「活字離れ」「絵離れ」に異論あり!
「紙の本」はそれ自体が「ひとつの表現物」――、読書や絵画鑑賞は「たたずむ時間の中で作家と自己との対話」である――、その空間を提供するものとして図書館や美術館がある――。私設の図書館・美術館館主による読書・鑑賞について学ぶエッセイ。
2024年3月発売
定価1,980円(本体1,800円) ISBN:978-4-908028-93-9
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紫式部のオーラ
紫式部のオーラ
『源氏物語』をわかりやすく
佐藤公一 著
光源氏の《光》は《オーラ》である!
『源氏物語』をもっと気軽に、遊び心で楽しみたい方へ。本書一冊で全編を読了した気にさせる本。「桐壺」から「夢の浮橋」までの『源氏物語』全編をたどりながら、その歴史的背景、作者・紫式部の物語のプランや表現上のトリックなどをまじえて綴る批評的「あらすじ」本。
2024年1月発売
定価1,650円(本体1,500円) ISBN:978-4-908028-92-2
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句集 煙
句集 煙
正津勉 著
一切合財皆煙也? 武骨偏屈の遊山詩人。
ユーモアと恥じらいと、四十余年の軽妙洒脱な二百十五句!
2024年1月発売
定価1,980円(本体1,800円) ISBN:978-4-908028-91-5
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民俗学からみる列島文化
民俗学からみる列島文化
小川直之 編
列島に残る民俗事象を掘り起こし、「いくつもの日本」を明らかにする
東と西、北と南、表日本と裏日本など、いくつもの文化的差異がある列島文化を、蓄積された日本民俗学の民間伝承の視点と方法をもとに、現在も「しきたり」や「ならわし」などとして残る民俗事象を研究する論考集。
2023年12月発売
定価3,520円(本体3,200円) ISBN:978-4-908028-89-2
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ヤマトを撃つ沖縄文学
ヤマトを撃つ沖縄文学
大城立裕 又吉栄喜 目取真俊
黒古一夫 著
「政治と文学」論を超える新たな可能性
戦後の沖縄文学をながく牽引した大城立裕。戦無派として〈占領地・沖縄〉の原風景と向き合う又吉栄喜。「終わらない戦争」としての沖縄戦を底流に現在の沖縄を描く目取真俊。現代文学の傍流として扱われてきた「沖縄文学」を批判・検証し、旧来の「政治と文学」論を超える、新たな可能性を見出した力作評論。
2023年11月発売
定価3,080円(本体2,800円) ISBN:978-4-908028-90-8
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青木繁 妙義・房州篇
青木繁 妙義・房州篇
吉野博美 著
天才画家の半生をたどる。
詩情豊かなロマンティシズムで古代神話の再現を試みた夭折画家の半生を、作品と習作、書簡、追想、批評などから描く。
2023年10月発売
定価3,850円(本体3,500円) ISBN:978-4-908028-87-8
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