新刊案内

だれも読まない だれも読まない ――大正・昭和日本文学瞥見
島本 達夫 編著・正津 勉 監修
テキスト+解説=読んだ気になる!
 この100年の間に書かれ、その名は高くとも、だれも読まない小説12篇。これらを微細に読み込み、ときに本業の医学的知見で顕かにする。読まなくても読んだ気になる刮目のアンソロジー。
2010年7月発売
定価2,100円(税込み)
ご注文 ご注文 詳しい内容はこちら
歳月の彩り 歳月の彩り (としつきのいろどり)
田山 凖一 著
 三崎の魚市場(いさば)では、毎朝、威勢のいい地元言葉が飛び交う。傍目にはほとんど喧嘩口調だが、そこは生もの相手の商売。怒鳴ったり、泣き落したりの駆け引きの端ばしに季節感も漂い、人情が浮かび出る。
 横浜で生まれ、三崎の漁協に就職。海外もふくめ卸売事業に従事した日々を、エピソードをまじえ軽快に綴る。定年後は地元・横須賀市津久井浜に在り、身辺雑記、郷土の歴史も探索。傘寿にして、「多感」と断ずる著者の味わい深い最新エッセイ集。
2010年4月発売
定価2,100円(税込み)
ご注文 ご注文 詳しい内容はこちら
小林秀雄の日本主義 小林秀雄の日本主義 ―『本居宣長』論
佐藤 公一 著
戦略としての批評の放棄
 晩年の大作『本居宣長』で、小林秀雄が取った批評の方法は〈同化〉であった。いわば批評の放棄ともいえるこの方法で、賀茂真淵を凌駕し、文字以前の日本語のあり方にまで遡った生活人・本居宣長を描いた小林秀雄の、最後の思想を探る長編評論。
2010年4月発売
定価1,890円(税込み)
ご注文 ご注文 詳しい内容はこちら
万葉の紫の発想 万葉の紫の発想 ――恋衣の系譜
畠山 篤 著
 『万葉集』に詠みこまれた紫は、恋する男女が身に纏う衣服=〈恋衣〉からきていた――。高貴の色である紫は、外来文化、貴族への憧れの色として、歌に詠まれ、『源氏物語』等でも語られた。本書は、古代文学に登場する〈紫〉を解明することによって、古代―中世の人々の習俗を明らかにする。
2010年3月発売
定価2,100円(税込み)
ご注文 ご注文 詳しい内容はこちら
西洋挿絵見聞録 西洋挿絵見聞録 製本・挿絵・蔵書票
気谷 誠 著
 西欧ルネサンス期、仮綴の書物は木版画・銅版画を挿絵に添えて、革装の豪華な造本として愛書家向けに製本しなおされた――。
 現代の文庫本の判型に近いアルドゥス文庫から、幾何学模様の総革装・金箔押しのグロリエ本、さらにロココ時代の艶笑本の挿絵、沈没したタイタニック号に積まれていた宝石本など、西洋の挿絵・製本・蔵書票を、それにまつわるエピソードを交えて紹介する。惜しまれつつ昨年亡くなった著者の、本にまつわる最後のエッセイ集。
2009年11月発売
定価3,990円(税込み)
ご注文 ご注文 詳しい内容はこちら