なぜ文芸時評は終わるのか なぜ文芸時評は終わるのか
文芸時評2007−2022
田中和生 著
A5判並製/カバー装
本文408頁
2024年7月発売
定価3,850円(本体3,500円)
ISBN:978-4-908028-96-0
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誰が、どんな小説を書いているのか? 日本文学の現在を見とおす時評集
戦後文学の理想の実現(終焉)を大江健三郎のノーベル文学賞受賞(1994年)と村上春樹の長篇小説『ねじまき鳥クロニクル』の刊行(1994−1995年)にみた著者は、「制度としての文芸時評」の終焉を迎えるなか、15年におよぶ悪戦苦闘の文芸時評を展開した。
目次
序 なぜ文芸時評は終わるのか
文学の羅針盤――「共同通信」配信(2007年4月〜2010年3月)
文芸時評――「毎日新聞」掲載(2010年4月〜2022年9月)
著者紹介
田中和生(たなか・かずお)
1974年、富山生まれ。文芸評論家、法政大学教授。慶應義塾大学経済学部、文学部仏文科卒業。2000年、評論「欠落を生きる―江藤淳論」で第7回三田文学新人賞を受賞。著書に『江藤淳』(慶應義塾大学出版会)、『あの戦場を越えて―日本現代文学論』『新約太宰治』(講談社)、『吉本隆明』(アーツアンドクラフツ)、『震災後の日本で戦争を引きうける』(現代書館)、共著に『吉本隆明論集―初期・中期・後期を論じて』(アーツアンドクラフツ)がある。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
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