人文・歴史(58冊)

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民俗学からみる列島文化 民俗学からみる列島文化
小川直之 編
列島に残る民俗事象を掘り起こし、「いくつもの日本」を明らかにする
東と西、北と南、表日本と裏日本など、いくつもの文化的差異がある列島文化を、蓄積された日本民俗学の民間伝承の視点と方法をもとに、現在も「しきたり」や「ならわし」などとして残る民俗事象を研究する論考集。
2023年12月発売
定価3,520円(税込み)
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心霊スポット考 心霊スポット考
現代における怪異譚の実態
及川祥平 著
「恐るべき出来事」が呼び起こす場所と記憶の文化
「心霊スポット」という言葉が、雑誌・テレビのメディアに使用され始めたのは1990年代前半。その後、「神奈川ジェイソン村」「新潟ホワイトハウス」「八王子首なし地蔵」など、「恐るべき出来事」が語られる空間=訪れる場所としての「心霊スポット」は、インターネットの普及とともに隆盛を極めていく。本書では、「心霊スポット」という「語り」が成り立つ前史を概観し、テレビやネットで展開される実態を調査する。また、「将門塚」や「八王子城跡」など現代でも語りつがれる「心霊スポット」を検証する。
2023年5月発売
定価3,300円(税込み)
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あの坂をのぼって あの坂をのぼって
星野文昭・暁子 獄中往復書簡
星野文昭・星野暁子 著
冤罪で闘う男と女の35年間にわたる生の記録
冤罪をはらすべく獄中で闘っている星野文昭と結婚した暁子。ふたりはその後、文昭が「医療刑務所」で亡くなるまで、毎日、書簡のやり取りをした。書簡は、文昭の刑務所での労働や暁子の仕事など、お互いの日常を語り合い、思想・支援運動、両親のこと、セックスについてなど、手紙・はがきで4千通以上にのぼった。本書は、書簡をとおして語られたふたりの力づよい生の記録である。
2023年4月発売
定価2,200円(税込み)
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野村純一 口承文芸の文化学 野村純一 口承文芸の文化学
やま かわ うみ 叢書
小川直之 編
河童火やろう(昔話)・ユングトゥ(沖縄歌謡)、伊曾保物語(仮名草子)、言語文化と「語り」の相関
昔話や伝説、世間話など、柳田國男が名づけた「口承文芸」研究の第一人者である野村純一が現場から築いた「語り」の研究と、「唄」や能楽・歌舞伎・文楽などの伝統芸能・大衆芸能などの言語文化との相関を取り上げる。
2022年12月発売
定価3,300円(税込み)
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大林太良 人類史の再構成をめざして 大林太良 人類史の再構成をめざして
やま かわ うみ 叢書
後藤明 編
縄文人・倭人を人類史的視野で位置づける
戦後の第1世代として、日本の民族学を牽引してきた大林太良の業績を、3部に分けて概観する。縄文人や「邪馬台国」の倭人を東アジアやユーラシア内陸に起源をもつ環太平洋集団のどこに位置づけられるか、また日本の古代神話(『古事記』や浦島伝説など)の起源論だけでなく東西の神話の形成の比較研究や、さらに宇宙的表象(太陽・月、銀河・虹など)の世界観の人類史的研究――。〈大林学〉を知るための初めてのアンソロジー。
2022年9月発売
定価3,300円(税込み)
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マクロネシア紀行
マクロネシア紀行 「縄文」世界をめぐる旅
金子遊 著
古層が眠る環太平洋地域の島々を、見て聞いてあるく
北はサハリンで北方少数民族の土地を訪ね、小笠原では伝来の島唄を聴き、琉球弧――沖縄・辺野古で基地反対デモを取材、台湾では日本統治下の住民の思い出を聴く。フィリピンでは原住民の「首狩り儀式」のなごりを見、ミクロネシアでは先史時代の遺跡を調査する。古層が眠る〈マクロネシア〉と名づけた環太平洋地域を、現在の感覚で見て聞いてあるくトラヴェローグ。(写真多数)。
2022年4月発売
定価1,980円(税込み)
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[新版]祝詞 [新版]祝詞(のりと) 「延喜式祝詞」本文と訓本
青木紀元 編
「神道」テキストとして長年使用の原典・復刻版
「祝詞(のりと)」は、神道の祭典のときに神に奏上する言葉で、現代では結婚式や地鎮祭、葬儀のときの通夜祭や葬祭で神職が唱える言葉として知られています。本書は、そのもととなる平安時代に編纂された「延喜式」の巻第八の二十七篇の祝詞を収録します。最古の写本である九条家本を底本とした正しい本文と、その訓読である「祝詞訓本」です。
2022年3月発売
定価2,420円(税込み)
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「団塊世代」の生活誌 「団塊世代」の生活誌 昭和三十年代を中心に
井筒清次 著
貧しくても明るい、「しあわせな時代」
昭和22〜24年に生まれた「団塊世代」の幼少期から青春期までの生活を、世相・風俗とともに振り返る。
2022年1月発売
定価2,420円(税込み)
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