やま かわ うみ
『やま かわ うみ』とは
人間と自然とのかかわりを歴史・民俗学・文学など多彩な視点で思考する自然民俗学誌。
『やま かわ うみ』は、自然と人間の暮らしとの関わりを、多彩な視点から改めて捉えなおす媒体として2011年3月に出発しました。ところが出発した途端、東日本大震災に遭遇。急遽、3・11に焦点を当て、1年間にわたり特集を組みました。この災禍が、自然と人間との暮らしの関わりにおいて、極端かつ究極の露出であったという理由によります。
大震災など人間の暮らしに脅威となる自然は稀れですが、それも含めて自然との関わりは多彩です。ふだんの生活の中での山川草木、あるいは山野河海とのつながりと、そこでの経験も大いに大切にしていきたいと考えています。
『やま かわ うみ』は、すでに自然と関わって生活している方から、これから暮らしの中に自然との関わりを深めようと考えている方――つまり自然に興味がある方ならだれでも――に読んでいただきたいと思っております。
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やま かわ うみ 叢書 宮田登 民俗的歴史論へ向けて |
川島秀一 編 |
都市や妖怪、災害、差別など独自の民俗学を展開 柳田國男亡き後の1970年代以降、都市や災害、差別、妖怪などの民俗資料から、歴史学と民俗学の双方に目配りした「民俗的歴史」を組み立てる必要性を説いた民俗学者の論考集成。「番町皿屋敷」や「江戸の七不思議」、「トイレの花子さん」など江戸・現代の都市怪異現象にも言及し、80年代の「都市民俗学」を支えた宮田登を再評価するアンソロジー。 |
2021年10月発売 |
定価2,860円(税込み) |
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