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宮田登 民俗的歴史論へ向けて |
やま かわ うみ 叢書 | |
川島秀一 編 | |
A5判並製/カバー装 | |
本文248頁 | |
2021年10月発売 | |
定価2,860円(本体2,600円) | |
ISBN:978-4-908028-65-6 | |
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- 都市や妖怪、災害、差別など独自の民俗学を展開
- 柳田國男亡き後の1970年代以降、都市や災害、差別、妖怪などの民俗資料から、歴史学と民俗学の双方に目配りした「民俗的歴史」を組み立てる必要性を説いた民俗学者の論考集成。「番町皿屋敷」や「江戸の七不思議」、「トイレの花子さん」など江戸・現代の都市怪異現象にも言及し、80年代の「都市民俗学」を支えた宮田登を再評価するアンソロジー。
- 目次
- 宮田登の民俗学 川島秀一(日本民俗学会会長)
- 宮田登が示した課題としての民俗学 石井正己(東京学芸大学教授)
- 怪異の発生と境界 常光 徹(国立歴史民俗博物館名誉教授)
- 第1部 民俗的歴史論へ向けて
- 第2部 都市と現代
- 第3部 災害と疫病
- 第4部 ケガレと差別
- 第5部 妖怪
- 編者紹介
- 川島秀一(かわしま・しゅういち)
- 1952年生まれ。宮城県気仙沼市出身。法政大学社会学部卒業。博士(文学)。東北大学附属図書館、気仙沼市史編纂室、リアス・アーク美術館、神奈川大学特任教授、東北大学災害科学国際研究所教授等を経て、同研究所シニア研究員。著書に『ザシキワラシの見えるとき』(1999)、『憑霊の民俗』(2003)、『魚を狩る民俗』(2011、以上三弥井書店)、『漁撈伝承』(2003)、『カツオ漁』(2005)、『追込漁』(2008、以上法政大学出版局)、『津波のまちに生きて』(2012)、『安さんのカツオ漁』(2015)、『海と生きる作法』(2017)、『春を待つ海』(2021、以上冨山房インターナショナル)、『「本読み」の民俗誌』(2020、勉誠出版)、編著に『渋沢敬三 小さき民へのまなざし』(2018、アーツアンドクラフツ)など。
- ※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
- 関連書
渋沢敬三 小さき民へのまなざし- 川島秀一 編
日本災い伝承譚- 大島廣志 編