![]() |
野村純一 怪異伝承の世界 | 大島廣志 編 |
A5判並製/カバー装 | |
本文288頁 | |
2024年10月発売 | |
定価3,630円(本体3,300円) | |
ISBN:978-4-911356-01-2 | |
![]() |
|
他の書店で買う ![]() ![]() ![]() |
- 精霊・鬼・化物・幽霊の正体を明かす
- 〈都市伝説〉研究の先駆けとなった「口裂け女」や「ニャンバーガー」、昔話に登場する鬼や幽霊、化け猫、さらに民俗事象とのかかわりの深い本所や新潟の「七不思議」や「六部殺し」「百物語」「ザシキワラシ」など、昔話・伝説・世間話・都市伝説の全分野で怪異伝承論を展開した民俗学者の記念碑的論考をまとめる。
- 目次
- ●怪異伝承と都市伝説
- 「一寸怪」の素姓/未来を予見する「件」/都市型妖怪「口裂け女」/ニャンバーガーは猫の肉/東京発「狸の偽汽車」
- ●怪異を語る昔話
- 一眼一脚神の消息/「女房の首」の話/昔話と鬼/隠岐の化猫譚
- ●怪異伝承と民俗
- 七不思議とは何か/世間話と「こんな晩」/「子育て幽霊」の来る夜/「百物語」の位置/もうひとりの「ザシキワラシ」
- 編者紹介
- 大島廣志(おおしま・ひろし)
- 1948年、東京生まれ。國學院大學で野村純一の指導を受け、口承文芸学を学び、全国各地の昔話を記録する。昔話、伝説、小泉八雲、近代における外国昔話の受容と展開、現代伝説の分析等についての論文がある。著書『民話―伝承の現実』(三弥井書店)、編著に『野村純一 怪異伝承を読み解く』『怪異伝承譚』『日本災い伝承譚』(アーツアンドクラフツ)など。現在、昔話勉強会「大島塾」、「四季語りの会」主宰。NPO法人「語り手たちの会」理事。
- ※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
- 関連書
心霊スポット考- 及川祥平 著
日本災い伝承譚- 大島廣志 編