彼方への忘れもの 彼方への忘れもの
小嵐九八郎 著
四六判上製カバー装
本文392頁
2016年5月発売
定価2,420円(税込み)
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書評・紹介
東京新聞・中日新聞 2016年9月4日付
週刊読書人 2016年8月19日付
北羽新報 2016年6月20日付
団塊世代におくる面白、ほろ苦、切ない〈青春小説〉
1964年春、幼児期に被爆体験を持つ主人公・大瀬良騏一は故郷の新潟・村上から〈憧れ〉の青木芙美子が近くに住む早稲田大学に入学する。退屈な授業、学友たちとの麻雀、サークルの映画研究会と学生生活を送るなか、早大闘争に関わっていく。三派全学連の党派に入る学友や、ヤクザに進路を見出す友人たちの中で、ノンポリとして全共闘誕生、新宿10.21、東大安田講堂などを体験しつつ、うつ病を患った〈想い人〉青木芙美子との恋愛が進展する。60年代後半の早稲田、新宿、御茶ノ水などの街を描きつつ、団塊世代のひとつの〈青春のかたち〉がここに表現された、書き下ろし長編小説500枚。
著者紹介
小嵐九八郎(こあらし・くはちろう)
1944年、秋田県生まれ。早稲田大学卒。『鉄塔の泣く街』『清十郎』『おらホの選挙』「風が呼んでる」がそれぞれ直木賞候補となる。1995年、『刑務所ものがたり』で吉川英治文学新人賞受賞。2010年、『真幸くあらば』が映画化。『蜂起には至らず新左翼死人列伝』(講談社文庫)、『ふぶけども』(小学館)、『水漬く魂』全5巻(河出書房新社)、歌集『明日も迷鳥』(短歌研究社)など著者多数。近年は歴史小説に力を入れ、『悪武蔵』『我れ、美に殉ず』(ともに講談社)、『天のお父っとなぜに見捨てる』(河出書房新社)など話題作を生み出している。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
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