あれは誰を呼ぶ声 あれは誰を呼ぶ声
小嵐九八郎 著
四六判仮上製カバー装
本文352頁
2018年10月発売
定価2,420円(税込み)
ご注文

他の書店で買う
amazon
混沌とした70年代を生きた3人の男女の物語
高度経済成長末期の日本。石油危機や田中角栄首相の汚職・逮捕、ハイジャックや企業爆破事件など、社会は大きく揺れていた。その混乱の時代、連合赤軍事件の衝撃のなか、内ゲバに突き進む〈解放派〉を離脱する青年と、〈東アジア反日武装戦線〉とともに爆弾闘争に関わっていくアナキストの若者、〈ちょっとBUSU〉な保育所に勤める女性――。暗い70年代を生きた3人の思想、行動、葛藤、愛が交錯するドキュメンタリー風長編小説。書き下ろし。
著者紹介
小嵐九八郎(こあらし・くはちろう)
1944年、秋田県生まれ。早稲田大学卒。『鉄塔の泣く街』『清十郎』『おらホの選挙』「風が呼んでる」がそれぞれ直木賞候補となる。1995年、『刑務所ものがたり』で吉川英治文学新人賞受賞。2010年、『真幸くあらば』が映画化。『蜂起には至らず 新左翼死人列伝』(講談社文庫)、『ふぶけども』(小学館)、『水漬く魂』全5巻(河出書房新社)、歌集『明日も迷鳥』(短歌研究社)など著者多数。近年は歴史小説に力を入れ、『悪武蔵』『我れ、美に殉ず』『蕪村――己が身の闇より吼て』(ともに講談社)、『天のお父っとなぜに見捨てる』(河出書房新社)など話題作を生み出している。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
関連書