三島由紀夫 悪の華へ 三島由紀夫 悪の華へ
鈴木 ふさ子 著
A5判並製/カバー装
本文264頁
2015年11月発売
定価2,376円(税込み)
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書評
産経新聞 2018年5月26日
夕刊フジ 2016年2月9日
東京新聞・中日新聞 2016年1月10日
産経新聞 2015年12月1日
毎日新聞 2015年11月30日
国際文化表現学会学会賞受賞
島田雅彦氏推薦
筋肉の裏に隠された手弱女ぶりを慈しむ。男のロマン(笑)から三島を解放する母性的贈与。(帯より)
目次
プロローグ 遭遇する無垢と宿命
第一章 白い華――終わりのない純潔
 一、ダイヤモンドの死――『黒蜥蜴』
 二、酸模の花に象徴されるもの――「酸模」
 三、死から永遠へ――「岬にての物語」
 四、心中の美学――『盗賊』
第二章 赤い華――滅亡への疾走
 一、反アンチキリスト者の誕生――『仮面の告白』、「サーカス」
 二、滅亡の胎動期――「路 程」、「東の博士たち」、「館」、「中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃」
 三、偽装された〈生〉――『アポロの杯』、「詩を書く少年」、「海と夕焼」、『金閣寺』
第三章 青い華――絶対への回帰
 一、第三の「仮面の告白」――『鏡子の家』
 二、〈絶対への回帰〉のための序曲――「憂国」、「孔雀」、『サド侯爵夫人』
 三、〈絶対〉との邂逅――「荒野より」、「英霊の声」、「薔薇と海賊」
エピローグ 『サロメ』、死の演出
あとがき 最後の『黒蜥蜴』
著者紹介
鈴木ふさ子(すずき・ふさこ)
1970年、東京生まれ。文芸評論家。青山学院大学文学部英米文学科卒業。フェリス女学院大学大学院人文科学研究科英文学専攻博士後期課程修了。2003年に「オスカー・ワイルドの曖昧性―その作品に見られるキリスト教的要素とデカダンス―」で博士号(文学)取得。同論文で三島由紀夫におけるワイルドの影響を論ずる。大学の講師を務めながら、2008年より「美の追求者」と謳われたジョニー・ウィアー(2006年・2010年冬季五輪アメリカ代表)を中心にフィギュアスケート専門誌で取材。アメリカ、フランス、ロシアなどを訪れる。現在、日本大学、青山学院大学、國學院大學、関東学院大学で英語・英文学・比較文学を講ずる。著書に『オスカー・ワイルドの曖昧性――デカダンスとキリスト教的要素』(開文社、2005年)、共著に『比較文学の世界』(南雲堂、2005年)、『ラヴレターを読む――愛の領分』(大修館書店、2008年)等。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
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