マクロネシア紀行 | |
「縄文」世界をめぐる旅 | |
金子遊 著 | |
四六判並製/カバー装 | |
本文248頁 | |
2022年4月発売 | |
定価1,980円(本体1,800円) | |
ISBN:978-4-908028-72-4 | |
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- 古層が眠る環太平洋地域の島々を、見て聞いてあるく
- 北はサハリンで北方少数民族の土地を訪ね、小笠原では伝来の島唄を聴き、琉球弧――沖縄・辺野古で基地反対デモを取材、台湾では日本統治下の住民の思い出を聴く。フィリピンでは原住民の「首狩り儀式」のなごりを見、ミクロネシアでは先史時代の遺跡を調査する。古層が眠る〈マクロネシア〉と名づけた環太平洋地域を、現在の感覚で見て聞いてあるくトラヴェローグ。(写真多数)。
*「マクロネシア紀行」刊行記念、トークイベント開催
金子遊さん×石川直樹さんトークイベント
日時:2022年6月5日(日)14時より
会場:青山ブックセンター本店 大教室
- 目次
- ふたつの多島海 フィリピンとヤポネシア
- サハリンの渚を巡る
- 黒潮とボニン・アイランズ
- 熊野ワンダーランド
- 国道58号線とオキナワ
- 久高島のヴィジョネール
- 与那国島の伝承譚
- 山麓のネイティヴたち
- ボントック族の農耕儀礼
- ミクロネシアの古層に触れる
- あとがき
- 著者紹介
- 金子遊(かねこ・ゆう)
- 1974年、埼玉県生まれ。映像作家、批評家、多摩美術大学准教授。『映像の境域』(森話社)でサントリー学芸賞〈芸術・文学部門〉。著書に『辺境のフォークロア』(河出書房新社)、『異境の文学』(アーツアンドクラフツ)、『ドキュメンタリー映画術』『悦楽のクリティシズム』(論創社)、『混血列島論』(フィルムアート社)、『光学のエスノグラフィ』(森話社)。編著に『フィルムメーカーズ』『吉本隆明論集』(共にアーツアンドクラフツ)、『半島論』(響文社)ほか多数。
- ※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
- 関連書
異境の文学 小説の舞台を歩く- 金子遊 著
フィルムメーカーズ 個人映画のつくり方- 金子遊 編著