詩人の魂 久保田万太郎 詩人の魂 久保田万太郎
瀬戸口宣司 著
四六判上製/カバー装
本文240頁
2022年8月発売
定価2,860円(本体2,600円)
ISBN:978-4-908028-76-2
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湯豆腐やいのちのはてのうすあかり  万太郎
齢73歳にして没した小説家・劇作家・俳人の生涯を、俳句作品を追いつつ、同時代の作家・学者たちとの交流をとおして、その人となりを描く。
目次
文学の成り立ち 久保田万太郎という人/久保田万太郎の俳句の特色/俳句へのはじまり/小説家への道(一)/小説家への道(二)/久保田万太郎と妻の死/久保田万太郎と演劇/久保田万太郎と演出(一)/久保田万太郎と演出(二)
俳句への情熱 折口信夫との交流/俳誌「春燈」の創刊/木下夕爾の「春燈」参加/木下夕爾と井伏鱒二/久保田万太郎の俳号と江國滋/村松定孝との出会い/久保田万太郎と芥川龍之介/久保田万太郎と永井龍男/小島政二郎の「俳句の天才」論
久保田万太郎と猫 愛猫トラ/長男・耕一との思い出/三隅一子との再会/湯豆腐やいのちのはてのうすあかり
あとがき
著者紹介
瀬戸口宣司(せとぐち・のぶし)
1945年生れ。國學院大學文学部卒業。詩集に『戯れの哀歌』(冬樹社)、『シャガールの眼』(ワグナー出版)、『そしていま旅の終りに』(創林社)、『桜に逝く父』『歳月』(アーツアンドクラフツ)、『誰かが知っている……』(風都舎)など。評論集に『表現者の廻廊―井上靖残影』(アーツアンドクラフツ)、『「詩」という場所―井上靖・高見順・野呂邦暢・村山槐多』(風都舎)がある。日本文藝家協会・日本現代詩人会、日本詩人クラブ会員。井上靖研究会常任理事。詩誌「感情」同人。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
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