若狭がたり | わが「原発」撰抄 | |
水上勉 著 正津 勉 編 | ||
四六判上製/カバー装 | ||
本文232頁 | ||
2017年3月発売 | ||
定価2,200円(本体2,000円) | ||
ISBN:978-4-908028-18-2 | ||
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- 書評
- 目次
- 「故郷」は筐底にあり――水上勉と「原発」……窪島誠一郎
- T 故郷若狭のこと
- 故郷若狭のこと 『移りゆく若狭』序 若狭の磯辺から 京の雪、若狭の雪 若狭憂愁 七色の貝殻 秋のしずく イカ釣り舟の灯に ことしのお盆 何ども言うようだが……
- U 若狭海辺だより
- 大島半島から 奉公の村 チェルノブイリの恐怖と悲しみ かわその祭りとカセあげ 再びチェルノブイリを憶う 岬の空あかり 「買付け」と「誘致」と 天変地異の悲しみ 夏に入る若狭
- V いのちの小さな声を聴け
- 亀の死ぬ夢 再び亀と原発とそれから 人の死にゆくが故に のろいことがいけないのでしょうか この世にゴミというものはない
- W [小説]金槌の話/むげんの鳥
- 若狭、魂の在り所……正津勉
- 福井の原子力発電所
- 著者紹介
- 水上勉(みずかみ・つとむ)
- 1919年3月、福井県大飯郡本郷村(現おおい町)に生まれる。立命館大学文学部中退。戦後、宇野浩二に師事。処女作『フライパンの歌』(1948年、文潮社)がベストセラーになる。その後、文筆活動から遠ざかるが、1959年に再開。『雁の寺』(文藝春秋)で第45回直木賞を受賞。『霧と影』『海の牙』『壺坂幻想』(河出書房新社)、『飢餓海峡』(朝日新聞社)、『越前竹人形』『一休』『良寛』(中央公論社)、『五番町夕霧楼』(文藝春秋)、『古河力作の生涯』(平凡社)、『はなれ瞽女おりん』(新潮社)、『寺泊』(筑摩書房)、『冬の光景』(毎日新聞社)他多数。2004年9月永眠。
- ※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
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正津勉 構成- 金子兜太 著