若狭ものがたり 若狭がたりわが「原発」撰抄
水上勉 著 正津 勉 編
四六判上製/カバー装
本文232頁
2017年3月発売
定価2,200円(本体2,000円)
ISBN:978-4-908028-18-2
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書評
大分合同新聞 2017年11月9日付
大法輪 2017年8月号
しんぶん赤旗 2017年4月16日付
福井新聞 2017年4月12日付
東京新聞・中日新聞 2017年3月12日付
目次
「故郷」は筐底にあり――水上勉と「原発」……窪島誠一郎
T 故郷若狭のこと
故郷若狭のこと 『移りゆく若狭』序 若狭の磯辺から 京の雪、若狭の雪 若狭憂愁 七色の貝殻 秋のしずく イカ釣り舟の灯に ことしのお盆 何ども言うようだが……
U 若狭海辺だより
大島半島から 奉公の村 チェルノブイリの恐怖と悲しみ かわその祭りとカセあげ 再びチェルノブイリを憶う 岬の空あかり 「買付け」と「誘致」と 天変地異の悲しみ 夏に入る若狭
V いのちの小さな声を聴け
亀の死ぬ夢 再び亀と原発とそれから 人の死にゆくが故に のろいことがいけないのでしょうか この世にゴミというものはない
W [小説]金槌の話/むげんの鳥
若狭、魂の在り所……正津勉
福井の原子力発電所
著者紹介
水上勉(みずかみ・つとむ)
1919年3月、福井県大飯郡本郷村(現おおい町)に生まれる。立命館大学文学部中退。戦後、宇野浩二に師事。処女作『フライパンの歌』(1948年、文潮社)がベストセラーになる。その後、文筆活動から遠ざかるが、1959年に再開。『雁の寺』(文藝春秋)で第45回直木賞を受賞。『霧と影』『海の牙』『壺坂幻想』(河出書房新社)、『飢餓海峡』(朝日新聞社)、『越前竹人形』『一休』『良寛』(中央公論社)、『五番町夕霧楼』(文藝春秋)、『古河力作の生涯』(平凡社)、『はなれ瞽女おりん』(新潮社)、『寺泊』(筑摩書房)、『冬の光景』(毎日新聞社)他多数。2004年9月永眠。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
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