蒐集道楽 | わが絵蒐めの道 | |
しゅうしゅうどうらく | ||
窪島 誠一郎 著 | ||
四六判上製カバー装 | ||
本文256頁 | ||
2014年4月発売 | ||
定価2,420円(本体2,200円) | ||
ISBN:978-4-901592-97-0 | ||
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- 書評・紹介
- 絵と借金と美術館と
村山槐多、関根正二、松本竣介、野田英夫、神田日勝など近現代の画家たちのコレクションをはじめ、 戦没した画学生の絵までを蒐集し、信濃デッサン館、無言館を建築・収蔵・経営する。 満身創痍の蒐集来歴を綴ったエッセイ。
- 目次
- I 蒐集道楽
- コレクター
- 絵摘みの記
- 影のコレクション
- 「夭折画家」とデッサン
- 私のコレクション歴
- 凝視する「自画像」
- 「文章」について
- ハドソン川を下って
- 「絵と出会う」ということ
- 二人の画家のこと
- II 借金人生
- 借金人生
- 「画廊」開業のころ
- 坂城町有情
- バブルと夢と借金と
- 「信濃デッサン館」と借金地獄
- 信濃雨あがり
- 絵と酒と借金
- 絵と借金と美術館
- III 絵と「生きる」
- 私たちのウッドストック
- 絵と人生
- 絵なしでは生きてゆけない
- 草鞋の紐と「中二階」
- 著者紹介
- 窪島 誠一郎(くぼしま・せいいちろう)
- 1941年、東京生まれ。印刷工、酒場経営などへて、1964年、東京世田谷に小劇場の草分け「キッド・アイラック・アート・ホール」を設立。1979年、長野県上田市に夭折画家の素描を展示する「信濃デッサン館」を創設、1997年、隣接地に戦没画学生慰霊美術館「無言館」を開設。2005年、「無言館」の活動により第53回菊池寛賞受賞。
おもな著書に生父水上勉との再会を綴った「父への手紙」(筑摩書房)、「信濃デッサン館日記」I〜IV(平凡社)、「漂泊・日系画家野田英夫の生涯」(新潮社)、「無言館ものがたり」(第46回産経児童出版文化賞受賞・講談社)、「鼎と槐多」(第14回地方出版文化功労賞受賞・信濃毎日新聞社)、「無言館ノオト」(集英社)、「無言館への旅」「高間筆子幻景」(白水社)、「戦没画家靉光の生涯」(新日本出版社)、「夭折画家ノオト」(アーツアンドクラフツ)など多数。 - ※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
- 関連書
若狭がたり わが「原発」撰抄- 水上 勉 著(実父)