こうのとりの巣は巡る こうのとりの巣は巡る
川田絢音 著
A5判並製/カバー装
本文48頁
2023年1月発売
定価2,420円(本体2,200円)
ISBN:978-4-908028-81-6
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イタリア・ヴェローナに居住する詩人が訪れたのは、北ヨーロッパのリトゥアニアの地。ナチス・ドイツとソ連によって大量虐殺された現場の博物館――。本詩集は、リトゥアニアやイタリア南部サルデーニャ島に旅して生み出された異色の詩20篇を収録する。
目次
サルデーニャ――仲間/身の上/清掃/海辺の百合/パン
リトゥアニア 他――手帖/そして/ピアニスト/洩れるもの/数秒/ユクスキュル先生/激エ/あの鉄橋/カフェ/母語/こうのとりの巣は巡る/木ぎれ 骨/妹が/砂山/大鴉
著者紹介
川田絢音(かわた・あやね)
1940年、中国チチハルに生まれる。69年、詩集『空の時間』を刊行。イタリアに渡る。フィレンツェに居住し、『ピサ通り』『空中楼閣』などを刊行。80年代半ばにはインドネシア、沖縄を旅する。94年、現代詩文庫『川田絢音詩集』。2000年前後には生まれ故郷の中国に旅する。中国語・太極拳を習得。2015年、詩集『雁の世』で萩原朔太郎賞を受賞。2022年7月、『揺れる船』刊行。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
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