武蔵野を歩く 武蔵野を歩く シリーズ 旅を歩く旅
海野 弘 著
四六判並製/カバー装
276頁
2006年11月発売
定価2,090円(本体1,900円)
ISBN:978-4-901592-37-6
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書評・紹介
海野弘著『武蔵野を歩く』は、鉄道ならぬ足で歩く旅だ。歩く旅のガイドに止まらずエッセーを愉しむ本でもある。本書はまず、今そこに住んでいる人々に読まれ、使われることを願う。
(東京新聞 2007年1月14日)
その他の掲載紙
(聖教新聞 2007年1月10日)/(マンスリーみつびし 2007年3月号)/(多摩北部読売会 よみうりグッデイズ 2007年7月1日)
あとがきより
私は多摩川のほとりに住んでいる。はじめはなにげなく、その土手を散歩した。そのうちに、どうせなら、武蔵野をじっくり歩いてみたいな、と思うようになった。そしてあらためて、国木田独歩の『武蔵野』を読んで、その百年後の『新・武蔵野』を書いてみたくなった。
目次より
国分寺崖下の道/ 『武蔵野夫人』を読みながら/ 小野路のかくれ里/ 三多摩壮士の駆けた道/ 余は雑木林を愛す/ 水と土器と土筆と/ 玉川上水独歩道/ 新選組の青春はるかなり/ 烏山古寺巡礼/ 井の頭公園までぶらり/ 深大寺 花の道/ 水清く緑深し/ 野猿の道の日の光/ 絹の道をたどって/ 石神井川のほとり/ 善福寺川 荻窪まで/ 善福寺川の下流/ 高尾山小春日和/ 小宮の川と緑地/ 春まだ浅き百草園/ 野火止用水 上流/ 野火止用水 中流/ 野火止用水 下流/ 東村山の鎌倉道/ 玉川上水の緑陰の道/ 保谷の古社寺めぐり/ 田無の忘れられた自然を歩く/ 梨の里の古社寺めぐり/ 鴨の里の古社寺めぐり/ 「武蔵野文学散歩展」を見ながら/ 冬の吉祥寺/ 雪まじり青梅街道/ 多摩川ハリウッドいずこ/ 府中の森と競馬場/ 多摩丘陵の狭間を抜けて/ 八王子千人同心のふるさと/ 玉川上水の入り口/ 羽村から箱根ヶ崎へ/ 福生市をめぐる/ 狭山の森の道/ 多摩森林科学園/ 八王子城跡を歩く/ 滝山城から高月城へ/ 夕やけ小やけの里/ あとがき
こぼれ話
武蔵野周辺マップ
著者紹介
海野 弘(うんの・ひろし)
1939年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務を経て、現在、美術・都市論などの評論活動に従事。
主な著書に『アール・ヌーボーの世界』(中央公論社)『日本のアール・ヌーヴォー』(青土社)『世紀末の街角』(中公新書)『モダン都市東京』(仲公文庫)『1920年の画家たち』(新潮社)『ヨーロッパの誘惑』(丸善)『モダン・デザイン前史』(美術出版社)『LAハードボイルド』『ハリウッド幻影工場』(グリーンアロー出版社)『陰謀の世界史』『スパイの世界史』『セレブの現代史』(文藝春秋)『私の東京風景』(右文書院)『新編 東京の盛り場』『華術師の伝説』『百貨店の博物史』『芭蕉の旅はるかに』(アーツアンドクラフツ)他。小説集に『慶長茶湯秘聞』(角川書店)『江戸まぼろし草子』『江戸の夕映』(河出書房新社)などがある。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
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