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小林秀雄の超=近代 | セザンヌ・ゴッホ・ピカソ・漱石 |
佐藤 公一 著 | ||
四六判上製/カバー装 | ||
本文260頁 | ||
2009年2月発売 | ||
定価2,750円(本体2,500円) | ||
ISBN:978-4-901592-51-2 | ||
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- 書評・紹介
- 小林秀雄について論を立てる時、否定的になるか肯定的になるかはっきり分かれる。著者の立場は後者、肯定派である。本書は小林の『近代絵画』を素材に美術、色彩について論じるのだが、小林の感覚がとらえる美をさらに噛み砕いて解説する、というかたちになる。いわば小林の書いたテクストを講義するのである。(略)断定的な小林の文章は解釈が必要であり、解読はその読者の責任である。しかし、批評家としての食指もまた、そこにはたらくのである。
- (図書新聞 2009年8月15日 2930号)
- 目次より
- T
- 『近代絵画』の〈叛逆〉
- U
- ボードレールの〈魔術〉
再説 小林秀雄とカール・マルクス
小林秀雄『モオツァルト』の〈音楽〉- V
- 小林秀雄「故郷を失つた文学」
漱石『行人』の題名覚書
犯罪と刑罰
『資本論』と〈法律というテロ〉- 他
- 著者紹介
- 佐藤 公一(さとう・こういち)
- 昭和29年 秋田県生
昭和52年 早稲田大学教育学部卒業
昭和57年 北海道大学大学院修士課程修了
平成7年 秋田大学教育学部非常勤講師
現在、文芸批評家として活躍。 - 著書
- 『講座 昭和文学史 第2巻』(有精堂 昭和63年 分担執筆)
『モダニスト 伊藤整』(有精堂 平成4年)
『エクリチュールの横断』(無明舎 平成5年)
『時代別 日本文学史事典 現代編』(東京堂 平成11年 分担執筆)
『言葉の調楽』(満作舎 平成12年 私家版)
『言葉の調楽 補記』(満作舎 平成14年 私家版)
『小林秀雄の永久革命』(アーツアンドクラフツ 平成18年)
『小林秀雄のコア』(アーツアンドクラフツ 平成19年) - ※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
- 関連書
小林秀雄の批評芸術- 佐藤 公一 著
東満州逃避行- 佐藤 克司 著
小林秀雄の日本主義- 佐藤 公一 著
小林秀雄のコア- 佐藤 公一 著
小林秀雄の永久革命- 佐藤 公一 著