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村上春樹と中国 |
王 海藍(ワン・ハイラン Wang Hailan)著 | |
A5判並製カバー装 | |
本文224頁 | |
2012年3月発売 | |
定価2,640円(本体2,400円) | |
ISBN:978-4-901592-71-0 | |
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- 書評
- 図書新聞 2012年11月24日/第3087号
- 図書新聞 2012年9月15日/第3078号
- 日本経済新聞(夕刊) 2012年5月15日
- 週間読書人 2012年5月11日
- 朝日新聞 2012年3月18日
- 目次
- 「序」に代えて
- 序章
- 中国における「村上春樹ブーム」
- 「村上春樹受容」の実態
- 先行研究
- 本研究の方法と特質
- 第1章 中国における村上春樹文学の翻訳出版 1989年から2010年まで
- 近現代における日本文学の翻訳
- 1989年、村上春樹作品が初めて登場
- 村上春樹作品の中国語訳の近況
- 村上春樹作品の翻訳出版点数の推移
- 第2章 翻訳出版・その時代区分
- 萌芽期(1989年〜1995年)
- 上昇期(1996年〜2000年)
- 全盛期(2001年〜2006年)
- 安定期(2007年〜現在)
- 第3章 中国における村上春樹文学の影響
- 若者の生活観に影響
- 文学的影響について
- 村上春樹文学の中国作家への影響
- 文芸評論における村上春樹文学の影響
- 中国の芸術界における村上春樹文学の影響
- 第4章 中国における村上春樹の読者 2008年実施の学生(3000人)意識調査から
- 調査の概要
- アンケートの集計結果
- アンケートの「自由記述欄」について
- 第5章 中国における「村上春樹熱」とは何であったのか
- 調査結果から
- 要因1(出版ブーム)
- 要因2(読者は若者)
- 要因3(社会的な浸透と影響)
- 第6章 中国における村上春樹研究
- 中国の村上春樹研究の概観
- 中国における村上春樹研究
- 中国における村上春樹文学に関する学術論文
- 村上春樹研究に関する著書
- 第7章 中国の「村上春樹現象」と村上春樹の中国観
- 村上春樹文学が世界に広がった理由
- 中国本土の「村上春樹現象」論
- 補論 村上春樹の中国観
- あとがき
- 著者紹介
- 王 海藍(ワン・ハイラン Wang Hailan)
-
1974年9月 中国山東省生まれ。
1997年7月 山東師範大学文学部中国語中国文学専攻卒業。
1997年8月〜2003年8月 山東省芸術学校助教を経て、山東芸術学院講師。
2003年9月 筑波大学図書館情報メディア研究科の研究生として来日。
2007年3月 筑波大学図書館情報メディア研究科博士前期課程修了、修士取得。
2011年4月 同研究科博士後期課程修了、学術博士取得。
現在、復旦大学中国言語文学系「比較文学と世界文学」研究室ポス・ドク。
本書の基になった博士論文「村上春樹と中国〜中国における村上春樹の受容研究を中心に〜」のほか、「中国における村上春樹の受容」(黒古一夫著『村上春樹「喪失」の物語から「転換」の物語へ』2007年10月、勉誠出版刊所収)ほか、論文多数。
- 関連書
村上春樹批判- 黒古 一夫 著
葦の髄より中国を覗く- 黒古 一夫 著
『1Q84』批判と現代作家論<- 黒古 一夫 著