村上春樹批判 村上春樹批判
黒古一夫 著
四六判並製/カバー装
本文240頁
2015年4月発売
定価1,980円(本体1,800円)
ISBN:978-4-908028-06-9
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書評
東京新聞・中日新聞 2015年7月12日付
上毛新聞 2015年5月26日付
目次
第一章 「転換」へ――果してそれは実現したか?
第二章 「コミットメント」の行方――「迷走」する村上春樹
第三章 『1Q84』批判――村上春樹はどこへ行く
第四章 「反核スピーチ」批判
     ――私たち日本人は、確かに核に対して「ノー」と叫んできたが……
第五章 時代との接点は、どこにあるのか?
     ――『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』をめぐって
第六章 昔の名前で出ています――『女のいない男たち』批判
第七章 文学表現における「コミットメント」とは?
     ――村上春樹『1Q84』と莫言『蛙鳴』との違い
著者紹介
黒古一夫(くろこ・かずお)
1945年、群馬県に生まれる。群馬大学教育学部卒業。法政大学大学院で、小田切秀雄に師事。1979年、修士論文を書き直した『北村透谷論』(冬樹社)を刊行、批評家の仕事を始める。文芸評論家、筑波大学名誉教授。主な著書に『立松和平伝説』『大江健三郎伝説』(河出書房新社)、『林京子論』(日本図書センター)、『村上春樹』(勉誠出版)、『増補 三浦綾子論』(柏艪社)、『『1Q84』批判と現代作家論』(アーツアンドクラフツ)、『辻井喬論』(論創社)、『祝祭と修羅―全共闘文学論』『大江健三郎論』『原爆文学論』『文学者の「核・フクシマ論」』『井伏鱒二と戦争』(彩流社)他多数。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
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