世界反ファシズム戦争における中国抗戦の歴史的地位 border= 世界反ファシズム戦争における
中国抗戦の歴史的地位
胡徳坤 他 著 呂衛青・神田英敬 訳 
黒古一夫 監修
A5判上製/カバー装
本文528頁
2020年5月発売
定価9,350円(本体8,500円)
ISBN:978-4-908028-47-2
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中国現代史家による最新の「第2次世界大戦史」「中日戦争史」
1931年の「九・一八事変」(柳条湖事件)を起点とする日中戦争から、1945年8月に終結を迎える太平洋戦争まで、日本の中国侵略と中国の抗戦の模様を、日本側の資料(防衛庁戦史室『戦史叢書』やみすず書房『現代史資料』など)を駆使しつつ論証する。また、第2次世界大戦終結に向けた中国外交(蒋介石)の動きとその評価を、現在の視点から論じている。本書は、中国における近現代史の権威である胡徳坤を中心にまとめられた最新の「第2次世界大戦史」「中日戦争史」である。
目次
第1章 中国抗戦と日本の中国侵略戦略の破綻
第2章 中国抗日戦争の日本世界戦略に対する牽制
第3章 中国抗戦の米英東亜戦略に対する影響
第4章 中国抗戦と米英の世界戦略
第5章 戦時中の中国外交と世界反ファシズム戦争
 総論
著者紹介
胡徳坤(こ とくこん)
1946年3月、湖北省随州市生まれ。69年武漢大学歴史学部卒業。88年武漢大学歴史学部教授就任。武漢大学副学長等を経て、現在、武漢大学中国辺境・海洋研究院院長。京都大学訪問学者、創価大学訪問学者等を歴任。 長年、第二次世界大戦史、中日戦争史、大国海洋史、中国海疆史の研究に従事。主な著書に『第二次世界大戦史網』、『中日戦争史(1931-1945)』、『反ファシズム戦争期における中国と世界に関する研究』(全9巻、編集長)、『世界反ファシズム戦争における中国抗戦の歴史的地位』など多数。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。