西部邁 自死について
富岡 幸一郎 編著
四六判上製 カバー装
本文200頁
2018年4月発売
定価1,944円(税込み)
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書評
週刊新潮 2018年6月28日発売号
日刊ゲンダイ 2018年5月8-12日付「流されゆく日々」
「あとがきに代えて」より
 祖国の敗戦を二十歳で迎えた、ふたりの優れた文学者が問い続けた事柄は、今日の思想と文学の最も根幹的な課題であり続けている。本書はその課題に答えるための自分なりの第一歩である。
目次
まえがき――「死」を超えた問いへ 富岡幸一郎
第一部 自死について
死の意識
死の選択
死の意味
死生観が道徳を鍛える
「死に方」について考えていると、わずかな余生についての「生き方」をも考えざるをえなくなり、困ったことに書き残したものが少しはあると思わざるにおれなくなる
後期高齢者の独個心 どのように死ぬかの「具体策」にしか関心が持てない
第二部 「妻の死」について
おわりに/生の誘拐が死を救済する
「殺して、ころして、コロシテ」
「みんな死んでしまった」
自死の思想 富岡幸一郎
著者紹介
富岡 幸一郎(とみおか・こういちろう)
1957年東京生まれ。文芸評論家。関東学院大学国際文化学部比較文化学科教授、鎌倉文学館館長。中央大学文学部仏文科卒業。第22回群像新人文学賞評論部門優秀作受賞。西部邁の個人誌『発言者』(1994〜2005)、後継誌『表現者』(2005〜2018)に参加、『表現者』では編集長を務める。
著書『戦後文学のアルケオロジー』(福武書店、1986年)、『内村鑑三 偉大なる罪人の生涯』(シリーズ民間日本学者15:リブロポート、1988年/中公文庫、2014年)、『批評の現在』(構想社、1991年)、『仮面の神学――三島由紀夫論』(構想社、1995年)、『使徒的人間――カール・バルト』(講談社、1999年/講談社文芸文庫、2012年)、『打ちのめされるようなすごい小説』(飛鳥新社、2003年)、『非戦論』(NTT出版、2004年)、『文芸評論集』(アーツアンドクラフツ、2005年)、『スピリチュアルの冒険』(講談社現代新社、2007年)、『千年残る日本語へ』(NTT出版、2012年)、『最後の思想 三島由紀夫と吉本隆明』(アーツアンドクラフツ、2012年)、『北の思想 一神教と日本人』(書籍工房早山、2014年)、『川端康成 魔界の文学』(岩波書店〈岩波現代全書〉、2014年)、『虚妄の「戦後」』(論創社、2017年)。共編著・監修多数。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
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