人文・歴史(58冊)

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昔話・伝説を知る事典 昔話・伝説を知る事典
野村純一・佐藤凉子・大島廣志・常光徹 編
「一寸法師」「安珍・清姫」「姥捨山」「愚か村話」「小野小町」などよく知られている昔話・伝説の由来や分布を解説、全274項目の〈読む〉事典。(参考文献付)
・概論「日本の昔話と伝説」野村純一
・附・日本全国の分布図「各地に伝わる昔話・伝説」1〜3、「日本おどけ者分布図」
2021年12月発売
定価2,420円(税込み)
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日本災い伝承譚 日本災い伝承譚
大島廣志 編
災害列島ニッポン、われわれはどう対処してきたか
江戸期から現在まで、疫病、地震、つなみ、噴火、カミナリ、洪水、飢饉の民俗譚88編。
災いを人びとは伝説や世間話や昔話やことわざとして、後世に語り継いできた。それは文字を持たなかった人々が、語り継ぐことによって災いを予見し、災いを避け、災いを記憶し、命を守るためにどうしたらよいかという災い危機管理の一つの方法であったのである。(「解説」より)
2021年4月発売
定価1,980円(税込み)
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竹尾正久の碑文と和歌 竹尾正久の碑文と和歌
幕末・明治の三河歌人
繁原央 著
碑文と和歌からみる歌人竹尾正久の足跡
竹尾正久翁(1834-1904)は江戸時代を通じて賀茂神社の社家であった竹尾家の一族であり、新しい明治の時代になって、石巻神社・牟呂八幡の祠官として奉仕し、かつ世に知られた歌人であった。正久翁を知るにあたっては、竹尾家の系譜を記した那賀山乙巳文の『賀茂縣主竹尾家と其一族』と、竹尾家の屋敷の庭に建てられていた石碑によるしかない。(略)本書は碑文の解説のみに終わることなく、竹尾正久翁の生涯にわたる足跡を研究され、翁の生きた時代やその背景、関わりのある人々との絆も明らかにされている。(序文より)
2021年10月発売
定価2,200円(税込み)
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宮田登 民俗的歴史論へ向けて 宮田登 民俗的歴史論へ向けて
やま かわ うみ 叢書
川島秀一 編
都市や妖怪、災害、差別など独自の民俗学を展開
柳田國男亡き後の1970年代以降、都市や災害、差別、妖怪などの民俗資料から、歴史学と民俗学の双方に目配りした「民俗的歴史」を組み立てる必要性を説いた民俗学者の論考集成。「番町皿屋敷」や「江戸の七不思議」、「トイレの花子さん」など江戸・現代の都市怪異現象にも言及し、80年代の「都市民俗学」を支えた宮田登を再評価するアンソロジー。
2021年10月発売
定価2,860円(税込み)
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平成時代史 平成時代史
色川大吉 著
『明治精神史』『ある昭和史』に続き、歴史家が「平成」期を刻む。
停滞と閉塞状態の「平成」期は、同時に人類がグローバルな世界に生きるようになった時代でもあった。災害、テロ、不況、地球環境、さらには令和のコロナ禍まで、年代を追って記す。また民衆史家として、バブル崩壊、オウム真理教事件、阪神淡路大震災、東日本大震災、憲法論議、老人問題等、自分史として旅、人びとの思い出等を刻む。
2021年8月発売
定価2,860円(税込み)
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中世の村への旅 中世の村への旅
 ――柳田國男『高野山文書研究』『三倉沿革』をめぐって
小島瓔禮 著
民俗学から見た中世荘園の住民と暮らし
柳田國男が若き農政学者時代の中世荘園の覚書『高野山文書研究』は、社会を構成する地域の末端にいる〈村〉の住民の暮らし向きの歴史の解明であった。本書は、柳田國男のその研究ノートをもとに、紀伊・和泉・備後などの中世荘園史料を渉猟し、現地に赴き、〈中世の村〉と現在の生活とのつながりを調査する。また、柳田国男最初期の著作『三倉沿革』は、農政学者時代の自筆の未発表草稿として知られるが、本書では柳田自身の「飢饉の体験」を底に秘めたこの草稿の持つ意味を探索する。
2020年11月発売
定価3,520円(税込み)
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ことばがこどもの未来をつくる ことばがこどもの未来をつくる
 ――谷川雁の教育活動から萌え出でしもの
仁衡琢磨 著
教育運動家・谷川雁の「ことば、物語、表現」活動で育った著者が世に問う生き方と実践、「谷川雁ラボ作品」体験記、同時代表現者論考
谷川雁のテーゼを日夜、全身全霊で実践してきたのが仁衡琢磨だ。松本輝夫(谷川雁研究会代表、元ラボ教育センター会長)
「ことばがこどもの未来をつくる」という谷川雁創案のキャッチフレーズを掲げる教育活動発足から半世紀余が経った今、その影響を密に受けつつ育った「間接的教え子」が、その活動の意義をトータルに物語る本書出版は実に画期的だ。神山典士(ノンフィクション作家、ラボ会員OB)
2020年8月発売
定価3,190円(税込み)
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世界反ファシズム戦争における中国抗戦の歴史的地位
世界反ファシズム戦争における
中国抗戦の歴史的地位
胡徳坤 他 著 呂衛青・神田英敬 訳 黒古一夫 監修
中国現代史家による最新の「第2次世界大戦史」「中日戦争史」
1931年の「九・一八事変」(柳条湖事件)を起点とする日中戦争から、1945年8月に終結を迎える太平洋戦争まで、日本の中国侵略と中国の抗戦の模様を、日本側の資料(防衛庁戦史室『戦史叢書』やみすず書房『現代史資料』など)を駆使しつつ論証する。また、第2次世界大戦終結に向けた中国外交(蒋介石)の動きとその評価を、現在の視点から論じている。本書は、中国における近現代史の権威である胡徳坤を中心にまとめられた最新の「第2次世界大戦史」「中日戦争史」である。
2020年5月発売
定価9,350円(税込み)
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万葉の紫と榛の発想 万葉の紫と榛の発想 ――恋衣の系譜
畠山 篤 著
〈紫〉は王侯貴族の染色文化ではなく、一般庶民の信仰と恋愛の習俗が反映していた
万葉集に「紫」を読み込んだ17種の歌を考察し、その「紫」の歌がなぜ恋情発想をとるのか。著者はその歌のもとに、男女和合の饗宴〈薬狩り〉=成人戒をみる。また同じく万葉集に「榛(はり)」(はんのき)を読み込んだ歌である「近江遷都歌」のモデルに大和・三輪地方の古歌をみる。それはさらにさかのぼり、古事記・雄略記の「赤猪子伝承」にたどる。本書は、万葉集などの「色衣」の歌から、古代の民衆の習俗・神話を探る論考である。
2020年2月発売
定価2,420円(税込み)
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渋沢敬三 小さき民へのまなざし
やま かわ うみ 別冊
渋沢敬三 小さき民へのまなざし
川島秀一 編
『水産漁業史・民具など黎明期民俗学を発掘・後援
渋沢敬三は、渋沢栄一の孫として生まれ、日銀総裁、戦後は大蔵大臣を務めるなど、実業界・官界で活躍する一方、昭和戦前期には、民具の収集・分類、古文書の収集・整理、漁業史や漁具研究を中心に民俗研究を行い、宮本常一など民俗学者・歴史学者を後援した。草創期民俗学を開拓した渋沢敬三の著作に、後代による解説・批評を加え収録した。
2018年12月発売
定価2,530円(税込み)
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