文芸評論(44冊)

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小林秀雄の批評芸術 小林秀雄の批評芸術 エクスタシーの哲学
佐藤 公一 著
混乱期の中での批評の出発
 関東大震災後の混乱の中から登場した小林秀雄の最初期の文芸批評「様々なる意匠」「アシルと亀の子」などを精緻に読み解く。ロマン主義的な≪印象批評≫としての小林秀雄の本質を鋭く解析する本書は、現在的な、スリリングな批評となった。
2013年12月発売
定価2,640円(税込み)
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とりこになる本2 とりこになる本2 東京・世田谷の「Fの会」で読んだ本から
三宅 喜代子 著
本好きのあなたのために おススメ本30冊
 1998年から16年間、毎月1冊の本をあげ、170冊の本を読んだ自主講座「Fの会」から30冊を紹介する。国内・海外を問わず、ジャンルも歴史ノンフィクションから小説、料理まで、新たな発見の悦びを感じさせる本の数々。
 170冊ブックリスト付。
2013年9月発売
定価1,540円(税込み)
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吉本隆明論集 吉本隆明論集 初期・中期・後期を論じて
田中 和生・岸田 将幸・古谷 利裕・阿部 嘉昭・金子 遊・
淺野 卓夫・志賀 信夫・西川 アサキ・鹿島 徹・神田 映良 著
思想の核心から、新たな展開へ
 初期詩篇・批評や言語論、国家論、さらに宗教論、映像論等を、〈現在〉の視角から気鋭の批評家たちが論じる書き下ろし10篇。
2013年3月発売
定価2,750円(税込み)
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最後の思想 最後の思想 三島由紀夫と吉本隆明
富岡 幸一郎 著
〈果て〉まで歩いた二人の冒険
 三島由紀夫『豊饒の海』『日本文学小史』、吉本隆明『最後の親鸞』などを中心に、同じ戦中派として一身で二生を経た二人がそれぞれ辿りついた最終の地点を探る。
2012年11月発売
定価2,420円(税込み)
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村上春樹と中国 村上春樹と中国
王 海藍(ワン・ハイラン)著
なぜ中国で村上春樹が受けたのか
 20年間で約130点以上が翻訳出版され、『ノルウェイの森』はミリオンセラー、『1Q84』は初版が120万部となった中国で、村上春樹が読まれる理由を初めて中国全土でアンケート調査。いまや世界文学となった村上春樹の著作を、新進気鋭の研究者が中国での受容の実態から批評する。
2012年3月発売
定価2,640円(税込み)
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『1Q84』批判と現代作家論 『1Q84』批判と現代作家論
黒古 一夫 著
 『1Q84』は、販売戦略から文壇の礼賛一色まで、"狂想曲"に過ぎなかった。悪しき「相対主義・曖昧主義」では、「悪=システム」を撃つ物語にはならない。物語を語ることでもう一つの現実を作りだすという文学の戦いの中で、村上春樹は迷走している。
 現代作家は社会や時代とどのように関わってきたか。
2011年2月発売
定価2,420円(税込み)
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小林秀雄の日本主義 小林秀雄の日本主義 ―『本居宣長』論
佐藤 公一 著
戦略としての批評の放棄
 晩年の大作『本居宣長』で、小林秀雄が取った批評の方法は〈同化〉であった。いわば批評の放棄ともいえるこの方法で、賀茂真淵を凌駕し、文字以前の日本語のあり方にまで遡った生活人・本居宣長を描いた小林秀雄の、最後の思想を探る長編評論。
2010年4月発売
定価1,980円(税込み)
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万葉の紫の発想 万葉の紫の発想 ――恋衣の系譜
畠山 篤 著
 『万葉集』に詠みこまれた紫は、恋する男女が身に纏う衣服=〈恋衣〉からきていた――。高貴の色である紫は、外来文化、貴族への憧れの色として、歌に詠まれ、『源氏物語』等でも語られた。本書は、古代文学に登場する〈紫〉を解明することによって、古代―中世の人々の習俗を明らかにする。
2010年3月発売
定価2,200円(税込み)
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小林秀雄の超=近代 小林秀雄の超=近代 セザンヌ・ゴッホ・ピカソ・漱石
佐藤 公一 著
「サブ=教養(カルチャー)」への叛逆
戦後、「孤立」の中で叛逆者たちの「美的エネルギー」を再現前させた、批評芸術の金字塔『近代絵画』を解析し、『本居宣長』へ通底する批評文学を詳細に論じる。小林秀雄が乗り超えた近代<芸術>のアポリアを検証する力作批評集。
2009年2月発売
定価2,750円(税込み)
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辻井喬 辻井喬 ――創造と純化
小川 和佑 著
詩人にして小説家、また企業人(堤清二)でもある辻井喬の初の作家論。堤清二を「テスト氏」と見立て出発した詩人・辻井喬から、古希をすぎてなお旺盛に書き続ける小説家の文学を、作品をとおして丹念にたどる。
巻末対談 「わが文学交遊録」 辻井喬×小川和佑
2008年12月発売
定価2,750円(税込み)
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