文芸評論(44冊)

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ザ・ワンダラー――濡草鞋者 牧水 ザ・ワンダラー――濡草鞋者 牧水
正津 勉 著
若山牧水の旅、酒、恋の生涯
前近代の風が残るはぐれ者たち=濡草鞋党の中で育った幼少から、文学史に著名な恋愛、石川啄木との交流などの青年初期の恋や酒の歌の数々、青年後期の山や渓の彷徨の歌、晩年の「千本松原」環境保全運動まで、近代の歩く徒の生涯を、遊山行の詩人・正津勉が辿る。
2018年8月発売
定価1,980円(税込み)
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西部邁 自死について 西部邁 自死について
富岡幸一郎 編著
なぜ自裁したのか――西部邁自身が論じた死の思想
独力で〈保守〉の思想を確立して逝った西部邁の論考〈自死について〉とエッセイ〈妻の「死」について〉を収録。書き下ろし論考、富岡幸一郎「自死の思想」を併録。
2018年4月発売
定価1,980円(税込み)
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氷上のドリアン・グレイ 氷上のドリアン・グレイ
美しき男子フィギュアスケーターたち
鈴木ふさ子 著
5人のスポーツ・ノンフィクション
羽生結弦/高橋大輔/ブライアン・ジュベール/トマシュ・ヴェルネル/ジョニー・ウィアー…5人の男子フィギュアスケーターたちの滑りの美を、実際の競技人生をインタビューをまじえて辿りつつ、彼らが演じたシェイクスピアなど英仏文学の登場人物に擬して描く。
2018年1月発売
定価1,980円(税込み)
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現代女性文学を読む フェミニズム/ジェンダー批評の現在
現代女性文学を読む 山姥たちの語り
水田宗子・小林富久子・長谷川啓・岩淵宏子・北田幸恵 著
女である自分、女としての個人
21世紀になって、女性作家の読み方、作家自身の性差意識、性差思想、テーマも大きく変化し、飛躍してきた。本書では、現代女性文学の担い手が、何を発見し、どのような領域に踏み込んでいったかを探る。
2017年12月発売
定価2,750円(税込み)
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立松和平の文学 立松和平の文学
黒古一夫 著
「書くことは生きること」
1970年のデビュー以来、「遠雷」や晩年の「道元禅師」まで、40年にわたって書き続けた作家の作品と行動を、常に見守ってきた批評家が跡づける渾身のライフワーク800枚。
2016年10月発売
定価3,850円(税込み)
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異境の文学 小説の舞台を歩く 異境の文学 小説の舞台を歩く
金子 遊 著
荷風・周作のリヨン、中島敦のパラオ、江藤淳のアメリカ、
山川方夫の二宮、藤枝静男の天竜川・大井川

場所にこだわった独自の「エスノグラフィー」(民族誌)的な姿勢で作品とその言語に向き合い、文学を生み出した場所を自らも歩いてフィールドワークする……なんという見事な企みだろうか。(沼野充義氏評)
2016年8月発売
定価2,420円(税込み)
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三島由紀夫 悪の華へ 三島由紀夫 悪の華へ
鈴木 ふさ子 著
島田雅彦氏推薦「筋肉の裏に隠された手弱女ぶりを慈しむ。男のロマン(笑)から三島を解放する母性的贈与」
三島由紀夫の衝撃的な〈自決〉から45年。その事件の解釈も含めた数々の三島論、三島伝が書かれてきたが、本書はオスカー・ワイルドを下敷きにして、戯曲『黒蜥蜴』から始まる。
初期から晩年まで、作品とその生涯を重ねてたどる、新たな世代による新たな三島像の展開。
2015年11月発売
定価2,420円(税込み)
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村上春樹批判 村上春樹批判
黒古一夫 著
〈迷走〉を位置づける
戦後70年の日本現代文学の流れのなかで、アメリカ文学やそのエンタテイメント性を繰り入れた村上春樹の小説がどこに位置するか。最新刊『女のいない男たち』までの詳細な作品論と、国際賞スピーチ「壁と卵」「反核スピーチ」批判を合わせたトータルな村上春樹論。日中同時出版。
2015年4月発売
定価1,980円(税込み)
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不知火海への手紙 不知火海への手紙 [後期]単行本未収載散文集
谷川 雁 著
切れ味するどい文明批評、健在なり!
独特の喩法で、信州・黒姫から故郷・水俣にあてて、風土の自然や民俗、季節の動植物や食について綴る。また、それ自体が批評となる宮本常一・鮎川信夫・中上健次らの追悼文、10代の習作散文2篇を収載。
2014年12月発売
定価1,980円(税込み)
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吉本隆明 吉本隆明
田中 和生 著
 旧世代による吉本隆明についての論考・批評は、批評対象が存命しなおかつ旺盛な活動を行っていたこともあり、限定的であらざるを得なかった。没後2年、30代の若手批評家がはじめて、初期詩集『固有時との対話』から最後の理論的著作『アフリカ的段階について』まで、日本語による普遍文学をめざした吉本隆明の全体を批評する。
2014年6月発売
定価2,420円(税込み)
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