新刊情報 新刊情報

文豪のスケッチブック
文豪のスケッチブック
酒井忠康 著
「画文交響」、出会いと交流の想い出
井伏鱒二の人物スケッチ、中野重治の墨筆の自画像、川端康成の国宝ともなった蒐集品の数々など、鎌倉や世田谷の美術館勤めで出会った文学者たちと、その美術作品とのかかわりを想い出深く描く「画文交響」のエッセイ。《図版7点入り》
2025年4月発売
定価2,640円(本体2,400円)
ISBN:978-4-911356-05-0
ご注文
詳細
詩集 琵琶
詩集 琵琶
川田絢音 著
当年85歳になる詩人は、長年、イタリア・ヴェローナに一人住まい。その詩人のたった一人の肉親である妹が、コロナ禍のなか、京都で亡くなった。「放浪する孤高の詩人」(三浦雅士氏)が亡き妹に寄せる、研ぎ澄まされた鎮魂の詩篇。多くの詩人・批評家たちから好評を得た前作『こうのとりの巣は巡る』につづく最新詩集。
2025年3月発売
定価2,530円(本体2,300円)
ISBN:978-4-911356-04-3
ご注文
詳細
在日朝鮮人文学論
在日朝鮮人文学論
【附:T 井上光晴文学と「朝鮮(人)」U「共苦」する魂―小林勝と「朝鮮」】
黒古一夫 著
いま何故、在日朝鮮人文学なのか
昭和100年=戦後80年を迎えるにあたって、またも歴史の隠蔽や歪曲を唱える「歴史修正主義」が跋扈し始めている。在日朝鮮人たちによる文学はそれに抗するだけでなく、自らの存立を問い続ける文学として、戦後文学の中で独特の光彩を放っていた。本書は、金達寿や金石範らの在日朝鮮人一世から李恢成・金鶴泳ら在日二世、さらに李良枝、柳美里また思想家・尹健次、姜尚中などを論じる。
2025年2月発売
定価3,520円(本体3,200円)
ISBN:978-4-911356-03-6
ご注文
詳細
秘境アジア探訪記
秘境アジア探訪記
ゾミアの少数民族フィールドワーク
金子 遊 著
ヒマラヤ・雲南・東南アジアの山地(=ゾミア)を訪ねあるき、弥生文化の原郷をみる。
東ヒマラヤ高地の入れ墨・鼻飾り習俗、雲南ワ族の首狩り習俗、ハニ族の棚田、タイ北部アカの村の鳥居、ヴェトナム中部高原の墓放棄祭の仮面神など、列島・沖縄の民俗・習俗との類縁をたどる。
2025年1月発売
定価2,640円(本体2,400円)
ISBN:978-4-911356-02-9
ご注文
詳細
「満州」植民地文学の研究
「満州」植民地文学の研究
ジェンダーと他者からみる移民・引揚げ文学
蘇昊明 著
太平洋戦争敗戦時には280万人の日本人がいた中国東北部の「満州」。その満州での移民体験と敗戦時の引揚げ体験を描いた文学を〈「満州」植民地文学〉と捉え、ジェンダーと他者の視点を軸に解明する。「満州」に生まれ育った著者がそれを基点とし、〈植民地文学〉の代表的な作家と作品を研究する。
2025年5月発売
定価3,850円(本体3,500円)
ISBN:978-4-911356-06-7
ご注文
詳細
現代の怪異あるいは怪異の現代
現代の怪異あるいは
怪異の現代
現代怪異研究小論集
及川祥平 編著
日常の変容と怪異の相関を、民俗学からアプローチする
「くねくね」や自己責任系怪談、2ちゃんねる「死ぬほど洒落にならない怖い話」など、ネットで展開された怪談・ネットロアを、スレッド資料を挙げて論じる。また『新耳袋』『山怪』「ザシキワラシ」「学校の怪談」などの書籍・雑誌・テレビなどのメディアに現れた怪異現象を、調査・取材して論じる若手研究者による論集。
2024年9月発売
定価2,640円(本体2,400円)
ISBN:978-4-911356-00-5
ご注文
詳細

   話題の本 新刊情報

心霊スポット考
心霊スポット考
現代における怪異譚の実態
及川祥平 著
「恐るべき出来事」が呼び起こす場所と記憶の文化
「心霊スポット」という言葉が、雑誌・テレビのメディアに使用され始めたのは1990年代前半。その後、「神奈川ジェイソン村」「新潟ホワイトハウス」「八王子首なし地蔵」など、「恐るべき出来事」が語られる空間=訪れる場所としての「心霊スポット」は、インターネットの普及とともに隆盛を極めていく。本書では、「心霊スポット」という「語り」が成り立つ前史を概観し、テレビやネットで展開される実態を調査する。また、「将門塚」や「八王子城跡」など現代でも語りつがれる「心霊スポット」を検証する。
2023年5月発売
定価3,300円(本体3,000円)
ISBN:978-4-908028-85-4
ご注文
詳細

お勧めの本

昔話・伝説を知る事典
昔話・伝説を知る事典
野村純一・佐藤凉子・大島廣志・常光徹 編
日本災い伝承譚
日本災い伝承譚
大島廣志 編

読むこと 観ること
読むこと 観ること
窪島誠一郎 著
「活字離れ」「絵離れ」に異論あり!
「紙の本」はそれ自体が「ひとつの表現物」――、読書や絵画鑑賞は「たたずむ時間の中で作家と自己との対話」である――、その空間を提供するものとして図書館や美術館がある――。私設の図書館・美術館館主による読書・鑑賞について学ぶエッセイ。
2024年3月発売
定価1,980円(本体1,800円)
ISBN:978-4-908028-93-9
ご注文
詳細

お勧めの本

枕頭の一書
枕頭の一書
窪島誠一郎 著

続 クラシック音楽の感動を求めて
続 クラシック音楽の感動を求めて
私を励まし生きる力を与えてくれた音楽
常盤 隆 著
闘病生活の中で得たあらたな「感動」の音楽体験。CD80枚紹介+小澤征爾論
「日本の音楽愛好家の姿」(「モーストリー・クラシック」)として前著を書評された著者の続編。本書では、末期がんに侵された著者が、その闘病生活の中で、「私を励まし、生きる力を与えてくれた音楽」としてCD80枚と小澤征爾の音楽を紹介する。
2024年7月発売
定価2,200円(本体2,000円)
ISBN:978-4-908028-97-7
ご注文
詳細

お勧めの本